樫の木会について

保育方針

保育理念

子ども一人ひとりを大切にし、保護者に信頼され、地域からも愛される保育園を目指します。

  • 子どもの最善の利益の保障 
  • 保護者に信頼される心豊かな支援 
  • 地域に根ざした子育て支援の充実

保育目標

子どもは、豊かに伸びていく可能性を、そのうちに秘めています。その子どもが、現在を最もよく生き、望ましい未来をつくり出す力の基礎を培うことを目標として保育しています。

健康な子ども

  • 安全で保健的な保育環境を整え、生活に必要な習慣や態度をすすんで身につける。
  • 全身を使って意欲的に活動し、健康な身体をつくろうとする。

仲間とともに育つ子ども

  • 身近な大人・保育士等とのかかわりを深め、お互いの思いを伝え合う。
  • 友だちと力を合わせて活動し、充実感を味わう。
  • 正しい判断力を身につけ、責任をもって行動しようとする。

心の豊かな明るい子ども

  • 思いやりの気持ちをもち、人の立場にたって考え行動しようとする。
  • 生活や遊びの中で、喜び、怒り、哀しみ、美しさ、楽しさなどを感じる豊かな感性をもつ。

創造し表現する子ども

  • 身の回りの事物・事象に興味や関心を持ち、試したり考えたりする。
  • 感じたこと、思ったこと、考えたことを、いろいろな方法で工夫し表現する。

保育方針

  • 保育にかかわる専門職同士が協力し、それぞれの専門性を発揮しながら、養護と教育の一体的な展開を図り、保育の内容の質を高め、充実させる。
  • 豊かな環境の中で、子ども自ら興味・関心を持ってかかわったことへの充実感や達成感を味わわせ、心情、意欲、態度を養う。
  • 子どもの生活を視野に入れ、家庭との連携を密にして、積極的に子どもの発達過程に応じた育ちを築き、保護者の共感を得て養育力の向上を支援する。
  • 子どもの生活や発達の連続性を踏まえ、望ましい未来を作り出す力をつけ、小学校と情報交換したり、交流を蜜にしたりして積極的に連携していく。

創業者からのあいさつ

社会福祉法人 樫の木会
創業者 野村 カヤ子

振り返れば、35年前、当時2歳であった長男の転落事故で、後に言語に問題を感じ、どこかこの子にとってよい施設はないかと探しましたが、当時、専門施設は皆無に等しい状況であり、この子にあう施設があればと思ったことが、この児童福祉の世界に入るきっかけでした。

私の思いに共感を持った人たちの後押しや関係行政機関等の協力により、昭和47年、言語・情緒障害児施設「樫の木園」を開設、その後、地域の強い要望により「かしの木保育園」、平成10年には民間移設第一号として「開明かしの木保育園」、平成16年には、兵庫県において民間で初めての知的障害児通園施設「かしのき学園」を開設し、統括園長としての役目を果たしておりました。

何もわからない私を、多くの先輩諸氏や仲間の皆様が今日まで支えてくださったことに厚く感謝するとともに、このお褒めの勲章は、私個人だけに頂いたものではないと深く認識致しております。

私は子供が大好きです。育てたというより教えられることが随分あり、多くの子どもたちに背中を押され、今日まで頑張ってこれました。

現在、子どもたちを取り巻く環境は厳しさを増し、このような時こそ大人は力を合わせ、次代を担う子どもたちを守り、育てる責任を持たねばならないと痛感しております。この受章は、これからも多くの仲間たちと共に、なお一層頑張りなさいという励ましであると受け止め、今後とも社会に役立つよう一層精進をいたす所存でございます。

平成18年瑞宝双光章受章記念パーティーでのお礼のご挨拶より

理事長あいさつ

法人の理念を遵守し、主体的に行動できる子どもを育てる

社会福祉法人 樫の木会
理事長 野村佳生

令和3年6月25日付けで、社会福祉法人樫の木会の理事長を野村カヤ子から引き継ぐことになりました。理事長就任にあたり「すべての子どもの最善の利益のために」という法人の基本理念を遵守して法人運営に努め、なにより地域に根差した法人・施設でありたいと願っています。子どもたちが『生きる力の土台』を身に付け、学校を経て、社会にでて幸せな人生を送ることが、私たち「社会福祉法人樫の木会」の願いです。

予期せぬ新型コロナウイルス感染症の蔓延など、これからも社会は変動の時代が続きます。レールのない変化の時代に対応するための『生きる力の土台』を身につけられるように、安全で安心な環境を整え、様々な体験や経験を通じて得た「感動」や「達成感」、子どもたちの「自らの発見・興味」があそびを通して発展していき、さらには異年齢での活動も楽しめるような保育を目指しています。

このような教育・療育、保育者の想いが、保護者に伝わり、地域に広がり、大人たちの見守る中で、すべての子どもたちに寄り添い、主体的に行動できる子どもに育てることが「社会福祉法人樫の木会」の願いであり、目標です。